紅蓼(べにたで)
「紅蓼(べにたで)」は、柳タデ(ヤナギタデ/本たで/真たで )の本葉が出る前の幼芽を収穫した変種のことで、ピリッとした辛みがあり、刺身のつまや薬味によく使われています。
蓼の紅色の葉は見た目の彩りがよく、また香りがよく臭みを消し、さらには殺菌効果もあるということで刺身のツマとしての使用法が、現在では最も広く知られています。
蓼は昔、胃薬として用いられていたこともあり、生ものと大変相性が良いのです。
「蓼(たで)食う虫も好きずき」という昔から伝わっているように、蓼(たで)の葉には辛みがあり、香辛料として使用されてきました。
一般的に白身の魚には「紅タデ」、赤身の魚には「青タデ」が用いられます。
なお、紅タデは青タデと区別するために「本蓼(ほんたで)」と呼ぶことがあります。