小菊
食用の菊花(食用ギク)には、延命楽・阿房宮・小菊など数種類ありますが、花弁(花びら)を食用とする大輪種と、料理のツマなどによく使われている小輪種に分けられます。
小輪種の「小菊」は和食の彩りとして、花そのものを刺身などに添えて利用されています。
菊には殺菌効果があるといわれる所以です。
小菊といわれるのは黄色の品種のみで周年出回っています。
刺身のツマとして添えている小輪種の小菊は、生のまま添えられていますが、そのまま食べることができます。
花びらを刺身に散らしたり、醤油に入れたり、菊のほのかな香りを楽しむことができます。
苦みが少なく、甘みがあり、シャキシャキした食感がありますので、おひたし、和え物、お吸い物、酢の物など、他の料理にもご使用いただけます。
小菊の生産量第1位の愛知県。産地では、温室栽培に加え、「こまり」、「秋月」、「金錦」など5品種を時期を変えながら栽培しており、周年安定して出荷しています。