徳島県産　すだち

■すだちとは

さわやかですっきりとした香りと酸味が特徴の香酸柑橘「すだち」です。
規格により違いがありますが、だいたい1個あたり約25グラム前後の重量です。
「すだち」は徳島県生まれの果物。徳島県の生産量は全国の9割以上を占めており、国内最大の生産地です。

利用方法としては、讃岐うどん、そうめん、焼き魚などの薬味として、また、ジュースなどの材料としてもおすすめで、幅広い利用用途があるといえる柑橘果物です。

■流通時期について

現在では、年間を通じて露地栽培、貯蔵、ハウス栽培によってほぼ出回っていますが、露地ものが出回る8月～9月頃の夏季シーズンが旬と言えます。
ちなみに、すだちは皮が青いうちに収穫されて出荷・流通していますが、熟してくるとミカンと同じ様に黄色い皮になります。

だいたいですが、8月〜9月の期間に「露地もの」、10月〜3月の期間に「冷蔵貯蔵品」、4月〜7月の期間に「ハウスもの」が市場に出回っています。

■ハウス栽培（3月中旬から8月上旬にかけて出荷）

露地ものと比べ皮が薄く、酸味がまろやかで果汁が多いのが特徴です。
量が限られ品質が安定しているハウス栽培ものは、露地ものと比べても価格が高いです。

■露地栽培（8月頃～9月頃収穫、随時出荷 ）

露地ものは、皮が硬くて厚い、香り酸味が強いのが特徴です。
すだちそのものの香りと風味・酸味が最も強くなるこの時期が、すだちの旬の時期と言われています。

■冷蔵貯蔵

栄養分がたっぷりで風味・酸味が最も強い露地もののすだちが冷蔵で長期保存され、ハウス栽培が始まるまでの期間（例年3月頃まで）、市場に供給されます。